投稿日:2017年11月15日 更新日: 商品レビュー ギター用機材

アコースティック楽器用プリアンプ、ZOOM「AC-2」レビュー

Chang-Nao(@Chang_7010)です!!

アコギの録音環境のグレードアップを図るため、ZOOMのアコースティックギター用のプリアンプ「AC-2」をゲットしてきました。
ZOOMといえば、かれこれギターキッズの時からマルチエフェクターにお世話になってましたが、近年のZOOMは凄まじい製品のクオリティの快進撃が続いています。

このAC-2も一台持っておけば、DTM、ライブシーンに欠かせない相棒になってくれること間違いなしです。

製品の概要

・ピックアップで失われる自然なボディの鳴りを再現
・持っているギターの響きを最適化
・リゾネーターやアップライトベースにも対応
・ブースターを搭載
・視認性の高いチューナー
・3バンドEQ
・自然なリバーブ
・電源はアダプター/単3電池2本/USBバスパワーの3パターン
・PA卓に直結できる、BALANCED OUT端子搭載

上記A3の後継機に当たりますが、今回はアコースティック楽器に似つかわしい、木目調のデザインがクールです。価格はネットショップだと18000円前後といったところでしょうか。プリアンプとしては比較的手頃な値段です。

ac–2とA3との比較については↓の動画内で語られています。

シンプルなデザイン

デザインそのものもそうですが、パラメータの数までとてもシンプル。

3バンドEQとブースターに加えて、エフェクトはリバーブのみという潔い仕様です。


電源を入れた時のモーションがカッコいい。

内臓のチューナーは目盛りも細かい上に、LED搭載でかなり視認性が良さそうです。

エレアコについているプリアンプのチューナーだと、あまり細かいところまで測れないですよね?
これなら録音後にピッチの違和感に気づくなんていう失敗もなくなりそうです。

背面側のパネルはこんな感じ。

BALANCED OUT端子から、DIとしてPA卓に直結することが出来ます。
AC-2を通すか通さないかを「PRE/POST」スイッチで選ぶ事が可能です。

PRE…AC-2の音を通さずに出力。
POST…AC-2の音を通して出力。

BALANCED OUTから出力したときに「グランドループ」と呼ばれるハムノイズが発生した場合にそれを抑制する「GROUND CONNECT/LIFT」スイッチも搭載されています。

グランドループとは…
グランド(アース)への経路が2つ以上ある時に出来る「配線の輪」が、外部からのノイズを拾ってしまう現象。

 アコースティック・リモデリング

本体上部のノブを見ると、一瞬シミュレーターかと思ってしまいそうですが、これはZOOM固有の「アコースティック・リモデリング」というもの。

メーカーの公式ホームページによると、

ピックアップを通すことで失われてしまう、アコースティックギターの自然なボディ鳴りを再現する機能

とあります。

上のノブで選択できるのは、あくまでつないだ楽器に合わせてピックアップの響きを最適化するものなので、シミュレーターとは異なりますので誤解なきよう。

自由に選択してもよい

かといって「SOUSE GUITAR」の部分、別に持っている楽器しか選んでじゃいけないワケじゃありません。

それぞれの楽器のタイプにあった音響特性を最適化するためのものなので、シミュレーターでこそないものの、「響き」という点だけで捕らえると、モノによってはある程度それっぽくはなるかなという印象でした。

僕は今のところ、スチール弦のギターしか持っていないのですが「Nylon Guitar」を選択したら、ある程度丸みのあるサウンドを得る事が出来ました。

「SOUSE GUITAR」で何を選択するかにより、周波数的に強く出る部分も異なるので、事前に狙いたいサウンドをコレで固めておけば宅録でのミックスが結構楽になりそうです。

 ギター、ピックアップの種類を選ばない

リゾネーターやアップライトベース、12弦ギターにまで幅広く対応している上、ピックアップはピエゾからマグネティック、コンタクトマイクまで対応しています。

個人で全てのアコースティック楽器で試すには流石に限界があるので、これらの楽器を持っている人は、ぜひ試してみてもらいたいですね!

 

 ノイズの除去性能がスゴい

地味にスゴいと思ったのは、パッシブのコンタクトピックアップを接続した時のノイズの除去性能でした。

近年のZOOMのアコギエフェクターは、ノイズ除去にもかなり定評があるみたいですが、その本領をまざまざと発揮してくれましたね。

 

ではその性能を見るため、あえてコンタクトマイク直で入れたものと比較。

これがコンタクトマイクから直で入れた波形。

これがAC-2を通した波形

 

無音部分を検証するため、波形をわざと大きくしていますが、この差は一目瞭然ですね。

コンタクトマイクからの音は、飾り気のない良い意味で生々しいサウンドがするのですが、その質感をよりクリアに得る事に成功しました。

アンチフィードバック機能

ちなみにコンタクトマイクは、ピエゾなどのアクティブなピックアップに比べるとデフォルトの出力が小さいため、ある程度ボリュームは上げる必要があります。

そんなときに活躍するのが、ハウリングを抑制する「ANTI F.B」スイッチ。

もちろんピックアップの種類関係なく使えますし、特にバンドで演奏するプレーヤーには重宝する機能になりそうです。

最大+9dbのブースター

ブースターが備わってるのも、ライブプレーヤーにとってはかなり嬉しいところ!

ブーストしたときの音も全くクセがないので、宅録でもソロだけ録るときや、出力の弱いギターとの持ち替え時活用すれば、作業の効率化が図れそうです。

ちなみにBOOSTER、BYPASSスイッチの感触はかなり柔らかめ。

個人的にはこれくらい柔らかいスイッチは結構好みです。

あとがき

アコギは2本持っているのですが、これでさらにサウンドメイクの幅が広がりました。

ギターを一本しか持っていない人でも、「SOUSE GUITAR」を上手く活用することでケースバイケースで対応できます。エレキのピエゾとかでも結構イケるんじゃないでしょうか。

宅録でもライブでも効果を発揮できる上に、様々なアコースティックギターに対応できるバランス性に優れたプリアンプ、宅録/ライブ問わず全てのプレイヤーにオススメしたいです。

エフェクト機能をさらに充実させたい人は「AC-3」がオススメですよ!

ではでは、Chang-Nao(@Chang_7010)でしたー!!

 

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