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「歌ってみた」制作の手順とマナーについて解説

ボカロPが新しく曲を出すことで、多くの歌い手がそれをカバーして世の中に広まっていく。
日本の特徴的なカルチャーかも知れないですね。

歌は誰でもトライできる気軽さがありますが、「歌ってみた」として動画を出すには、ある程度の工程と、押さえておかなければいけない部分も少なくありません。

この記事では

・歌ってみたにこれから挑戦したい
・制作の流れについて再確認したい
・依頼する時のマナーが分からない
・必要なものが知りたい

こんな方向けの内容になっています。

 歌ってみたの制作手順

まずは歌ってみた動画を依頼して完成させるまでの順番について、一通りの工程と流れを挙げてみます。

1.カラオケを用意する
2.ボーカルを収録する
3.必要に応じてコーラス等声素材を収録する
4.ミックス、マスタリング
5.動画素材の用意
6.動画、テロップ等の編集

大まかな流れとしては、こんな感じかなと思います。

特に楽器やDTMについて詳しくない方の場合、1のカラオケ用意4のミックス/マスタリング以降の工程がもっとも苦労する部分かなと思います。

ミックスとは

「ミックス」という言葉はある程度聞きなれている方も多いと思いますが、厳密な定義の部分について確認していきましょう。
これを知ることで、状況次第ではマナー的な部分にも繋がってくる部分かと思いますので、参考にしてみてください。(詳しくは後述)

ミックスの正確な定義は、二つ以上のトラックを一つのトラックに調整し書き出す作業の事

こう書いてしまうと一見カンタンそうには見えてしまいますが、単に混ぜ合わせて書き出せばいいかと言えばそんなことはありません。

特に歌モノ系であればボーカルと各楽器との音量や位置(パン)のバランス、全体の帯域や音圧だけでなく、各トラックにどのようなエフェクトを掛け、どのように聞かせていくのかなどを一つ一つのトラックに処理を施していくのがミックスの作業です。

近年では多くの既存楽曲のカラオケがダウンロード出来ることからも、ミックス=歌とカラオケを混ぜることと思われがちですが、これは楽器同士、すなわちカラオケ作成においても楽器同士のミックスをしていることになります。

つまりベースとドラムを混ぜてもミックス、ギターとタンバリンを混ぜてもそれはミックスと言えるのです。

 カラオケの用意

ミックスを依頼する前に、まずは歌いたい曲のカラオケを用意するのがファーストステップです。
ここで気を付けなければいけないのは、単にその曲のカラオケ音源を用意すればいいというワケではないという点。

世に出ているカラオケ音源の中でも、youtubeなどの動画配信において使用できないものがあります

使用NGなカラオケの例
・DAMやJOYSOUNDなどの通信カラオケの音源
・CDやitunesなどで配信されているアーティストの本家カラオケ
・その他、動画/音声配信において許諾されていないカラオケ

大きく分けると、上記の3つに分類されるかと思います。

反対に使用しても良いカラオケ音源は下記の通り

使用OKなカラオケ
・新たに制作されたもの
・動画や音声配信において許諾されている配布カラオケ

youtubeで歌ってみたを投稿する場合、そのカラオケは新たに制作されたものであることが大前提になります。

2点目の許諾されたカラオケ、というのは制作者本人がyoutube等で使われることを前提に公開されているカラオケ音源の専門チャンネルがあるので、興味のある方は探してみてください。

これらの音源とボーカルをミックスすれば、歌ってみたの音源として完成は目指せます…が!

このタイプの音源の場合、ミックスをする時にボーカルが浮いてしまったり、一つの音源としてカッコいい仕上がりを目指すのは難しい傾向にあるのも事実ではあります。
良い仕上がりを目指したいmix師の方にとっては、このタイプの音源とのミックスを好まない人も居るようです。

クオリティの高いカラオケ音源の入手法

さらにクオリティの高いカラオケを手に入れたい、上記のようなチャンネルからカラオケが見つからない場合は、専門家に依頼することも検討してみてはいかがでしょうか。

本記事では主にインターネットを活用して、理想のカラオケ音源を手に入れる方法をご紹介します。

 依頼する場合

インターネット経由で依頼する方法をいくつか紹介します。

Twitter

Twitterに制作した作品を公開している方も多くいます。

探すときは「ミックスしました」「MIX依頼」等のワードで探していくと、お気に入りのクリエイターが見つかるかも知れません。

クラウドソーシングサイトで

クラウドソーシングサイトを活用して、専門家を探すのも一つの手です。

これまでの取引評価が可視化されていたり、ランキング等の表示で上位に優遇されていたりと、目につきやすいクリエイターはある程度の信頼が担保されているのがTwitterに比べるとメリットと言える部分になりそうです。

この手の取引の初心者の方や、専門家をスムーズに見つけたい方は料金もリーズナブルな傾向にあるココナラがオススメです!
サイトの仕様も分かりやすく、手軽かつ効率的に専門家を探すことが出来ます。

 

音源差替も可!オリ曲/歌ってみたのミックスをします 豊富な制作経験あり!ギター演奏も出来るミックス依頼はココだけ

 マナーについて

さて、依頼する人が見つかったらそのクリエイターさんへ連絡をします。

この手の取引の場合、原則すべてオンラインで行うことになります。
最も大切なのは、分かりやすく簡潔で、完成イメージが伝わる文面で伝えることです。

代表的な悪いメッセージの例を挙げていきましょう。

・弾いてみたをやりたいのですが、大丈夫ですか?
・I love youのリメイク等をしたいのですが、可能ですか?
・ギター一部分お願いできますでしょうか?

例に挙げたどの文も簡潔でこそあるものの、明らかに情報が足りていないことが分かると思います。

弾いてみたをやりたいのは分かるけど、何を依頼したいの?
I love youって何?曲?リメイク?等とは…?
一部分って、、どこですか?どんなプレイをすれば…

などなど、あらゆる面で質問やツッコミどころが脳内から押し寄せてくるのです。

情報が足らないという事は、依頼を受ける側からいくつかの質問が発生することになりますし、それにより、やり取りのラリーが続くことになります。

さらには互いの返信ペースもありますから、問い合わせを始めてから成約に至るまでの時間もより掛かってしまうことも想定されますね。
特に多忙なクリエイターの場合は、問い合わせ中に他の依頼が埋まってしまって、お断りや納期が延びてしまったりなど、なんてことも考えられそうです。

気軽にご相談頂けるのは、クリエイターとして嬉しいところですが一問一答形式でのやりとりは、依頼者本人だけでなくクリエイターも疲弊する上、成約までの時間までもが伸びてしまうというワケです。これはハッキリ言って互いにとってデメリットしかありません。

お問い合わせにおいて良い例の文面を記載してみます。
テンプレ的に使っていただいてもOKです

初めまして。(orいつもお世話になっています)

●をして活動している●と申します。
●(アーティスト名)の●(曲名)の歌ってみたを投稿したいのですが、カラオケ制作をご依頼した場合のお見積もりをお願いします。【依頼概要】
<原曲>
AKB48/「恋するフォーチュンクッキー」

URLːhttps://www.youtube.com/watch?v=dFf4AgBNR1E楽曲キーː原曲と同じ(or原曲から-3等)
BPM(テンポ)ː原曲通りor(具体的な数値など)
希望納期ː1/14頃or厳守など<参考曲>(オリジナル楽曲/演奏依頼の場合など)
AKB48/「恋するフォーチュンクッキー」
URLːhttps://www.youtube.com/watch?v=dFf4AgBNR1E

以上が、依頼の概要になります。
お手数をお掛け致しますが、引き続きよろしくお願い致します。

多少文面は長くなりますが、このように送ることで無駄なやり取りの往復が減り、効率的に成約までたどり着くことが出来ます。

もちろんこれに必ずしも沿うべきという事もなく、先にお伝えしたようなポイントを押さえてさえいれば、ある程度は自分らしい文章でも良いと思います。

原曲と同じようなカラオケを求めている場合、参考楽曲は基本的に不要ですが、オリジナル曲の依頼や他に情報として補足したい事がある時に添付すると、クリエイターも迷わずに制作できると思います。

その他の文面上のマナーとしては…

・調べて分かる専門用語なら最初に調べる
・曲名と一緒にアーティスト名を、可能ならURLを必ず伝える
・改行や記号(・や◆など)、カッコ等を活用すると、なお〇

などが挙げられると思います。

前述にて例を挙げた「I love you」の件に続きますが、同名の曲は調べればいくつもありますから、誰のIloveyouなのかを必ず伝えるようにしましょう。
また、依頼者とクリエイターで指している曲の解釈が一致していたとしても、バージョン違いによるやり取りの事故は防ぎたいところ。

例えば同じアーティストの曲でも、通常バージョンの他にアコースティックバージョンなどを持っていたり、同じ曲でも別の誰かがカバーしているという例もあります。

そういう意味でも、曲を相手に伝えるときはyoutubeやiTunesなどのURLと一緒に送るのが最も確実です。
特にカラオケ作成や演奏依頼の場合、このすれ違いにお互いが気付かずにやり取りが進んでしまうと、とっても恐ろしいことになってしまうので注意が必要です。

依頼する時の必要事項
・依頼したい曲名/アーティスト名(可能ならURLも)
・キーとBPM(テンポ)
・依頼者が希望する締め切り(=いつまでに必要か)
・制作にあたっての参考楽曲
・完成品の使用目的(歌ってみた/配信リリース/コンペ/ライブ演奏 等)
・クリエイターのクレジット(名前表記)可否

 

その他、ミックスを依頼する時には

・データはすべてパラデータ(wav)で送付
・頭出しをする
・適切な音量のトラックを用意する
・極力ドライな音のトラックを用意する

これらにも配慮して資料を送るようにしましょう。

プロのやり取りではwavデータでのやり取りは必須であり大前提です。
mp3は容量が軽くメールなどに添付しやすい面がありますが、その分音質劣化もある上、wavに対して音ズレも起こってしまうという側面もあるのです。

単に楽曲を相手に聞いてもらう為には適切ですが、その素材を使った制作を依頼する場合はwavのデータを用意しましょう。(一度圧縮されたmp3を直接wavに変換しても意味がないので)

その他の点についての詳細は、色んなミキサーさんが記事を発信しているので、目を通してみて下さい。

 あとがき

歌ってみたの制作についてのポイントについて、主にやり取りにおいての文面や相手に伝えるべきことを中心にお伝えしてみました。

お互いにマナーのあるやり取りを心がけることで、クリエイターと依頼者同士が長く熱い信頼関係を結べると良いなと思います。

歌ってみたを制作したい方は、ギター演奏やミックス等も行っていますので、お気軽にご相談ください。

生演奏や音源差し替えも可能!本格的なサウンドでのミックス依頼フォーム

オリジナル曲や歌ってみた動画にも!アコースティックギターアレンジの依頼受付フォーム

最後まで読んでくれて、ありがとうございました。

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