アニメ好きに大人気?Ittaliaのセミアコ「Mondial Classic」のレビュー

Italiaのセミアコースティックギター「Mondial Classic」
知っている人は知っている。ある界隈ではちょっと有名なギターかも知れません。
今回の記事では改めてその魅力に迫ってみたいと思います。

 

Nemoka
Nemoka
音楽制作や商品レビュー等のお役立ち動画配信をしています。
動画の視聴とチャンネル登録は コチラ から!

   もくじ

このギター、知ってる?

購入したのはかれこれ10年前ほど前。
外観のモダンさと利便性に惚れてお店で即買いしたのを覚えています。

購入時は店員さんからESP系列のギターとして説明を受けた記憶がありますが、Italia Guitarというブランドは独自にあって、ESPが代理店を務めているようです。

おそらくこのギター、ミュージシャンの中ではそれほど有名なモデルでは無いようで、ライブステージで使っている人は今までに一度も見たことが無いし、ネット上でも所有している人を見かけるのはちょっと稀なくらいです。

筆者はその一方で、非ミュージシャンの方がこのギターを知っている率が多いと確信しているのですが、このモデルに心当たりのある人は熱心なアニメファンの方なのかもしれません。

アニメ界隈でポピュラー

 


このMondial Classicは京都アニメーションの名作「涼宮ハルヒの憂鬱」内に登場した、知る人ぞ知るギターです。

2006年に放映されたこの作品、このギターが登場したのは主人公のハルヒが組んだバンドのライブを体育館で演奏するシーン。

当時楽器演奏のシーンをアニメで表現するのはとても難しいと言われていたんだけれど、その印象を覆すように精巧に描かれていて、演奏者の感情の高ぶりもとても上手に再現されていて、鳥肌が立ったのを今でもよく覚えています。

後にアニメ界にも大きな衝撃を与えたあのシーンをきっかけに、日本中の多くのアニメファンに知られることになりました。

きっと印象に残っている方も多いのではないでしょうか。

仕様


最大の特徴は>マグネティックピックアップピエゾピックアップの2OUTが可能というところ。汎用性高し。

エレキ用PUはWilkinsonの2ハム仕様、ピエゾはボリュームと3バンドEQを搭載しており、ピエゾピックアップにのみ9V電池を使用します。

木材はボディーがアルダー、ネックはハードメイプル、指板がローズウッドの22フレット仕様です。

 

サウンド

各ピックアップを全てクリーンで収録してみました。

 フロントピックアップ

 フロント+リアPU

 リアピックアップ

 ピエゾピックアップ

ピエゾ2番目の動画は手元の3バンドEQでドンシャリにしたもの。

こちらの方がよりアコースティックテイストに近いですね。
正直かなり好みが分かれるところですが、ドンシャリサウンドの方はオケ中でのストロークだったら良い存在感を出してくれるかもしれません。

全体通して適度にマイルドなサウンドかなという印象を受けました。単音で弾いた時のパワー感は控えめ。

どのピックアップでも透明感とツヤを持っていながらも、フロントは甘すぎず、リアのハイの出方も程よい感じで、良くも悪くもクセのないギターと言えそうです。

ジャズやフュージョン系、ロックやポップスで使うならリズムパートを担うのが良さそうかなと感じます。



豊富なバリエーション

このMondialシリーズ、カラーバリエーションもかなり豊富でとにかくオシャンです。

公式ホームページにも載っていないようなものが中古でも出回っていて、調べれば調べるほど面白いです。

カラバリは鮮やかなオレンジやマットなホワイトなどがありますが、それぞれに微妙に仕様が異なっているのも面白いところですね。シリーズ内にベースもありました。

でもやっぱりチェリーサンバーストのモデルが個人的にはしっくりきますね。ワイの子が一番かわいい。

現行モデルとの違い

筆者が所有しているのはおそらく初期寄りのモデルで、ブリッジ部も木製のものになっています。

ですが現行のモデルはブリッジが金属製だったり、中古で出回っている別個体も細かな仕様が若干異なっていたりと、生産時期によって微妙にディテールが異なるようです。

特にブリッジ部分の仕様の違い、結構サウンドにも影響あるかなと思いますが、現行モデルの音がどんな感じなのかはちょっと気になりますね。

あとがき

所有して10年あまり経とうとしていますが、いざというときに頼れる愛機の一つだったりします。

実はこのモデル、ハルヒが放送される前には「リンダ・リンダ・リンダ」という映画にも登場していたりと、何かと映像作品ではお目にかかるギターのようです。

それもこれも、この個性的でスタイリッシュなデザインあっての成果なのではないかなと思います。
壁掛けにしてもオシャレだし、バンドマンからコスプレイヤーにまで幅広く愛されるギターなのではないでしょうか。

最後まで読んでくれて、ありがとうございました。
この記事が役に立ったと思ったら、是非他の記事にもお立ち寄りください!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)