TAOTRONICSのBluetoothイヤホン「SoundLiberty97」を新調しました。
お手頃価格で購入できる反面、長所短所がハッキリしている印象でした。
実際の使用感や、良いところ悪いところ含め、特徴をレビューしていきたいと思います。
実際の使用感や、良いところ悪いところ含め、特徴をレビューしていきたいと思います。

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もくじ
概要
・左右独立型
・遠く離れても安定した電波
・IPX8の防水性
・物理ボタン無し(タッチセンサ)
一通り使用してみて感じたのは、コンパクト性と>防水性能が一番推せる部分なんじゃないかなと思っています。
この価格帯だからサウンド面は正直期待していなかったのですが、想像していた以上に音が良かったのもメリットとして挙げられそう。
玄人からビギナーまで幅広く好んでもらえそうな印象がありました。
本体とケースのコンパクトさ
ケースの小振りさは数あるイヤホンの中でもトップクラスにあたると言っていいかも知れません。
※ポケットにもスッとしまえるくらいの小振りなケース。重さはイヤホン込みでおよそ42g
ケース裏面はこんな感じ。
リセットボタンのみが裏側に一つだけ付いています。
イヤホン単体も小振りながらもズッシリとした、頼もしい感じでした。
筆者がこれまで使用してきたイヤホン類と比較してみても、全体的なコンパクトで持ち運びに苦労しません。
ケースの厚さはこんな感じ、充電用のmicroUSBケーブルの端子のみというシンプル過ぎる構成です。
使用してみる
このイヤホンの特徴的な面として、ケースの>フタを開けることでペアリングが始まるという点。
筆者が今まで経験したイヤホンは、ケースから取り出すことで電源が入る仕様でしたが、こちらはその点が若干異なります。
ペアリングが完了すると、イヤホン下部の青ランプが点灯します。
実際に装着してみるとこんな感じ。
イヤホン本体も小振りでながらにズッシリとしていて、小さいながらも安心できるフィット感。
密閉感も高く、周囲の音も良い感じにシャットアウトしてくれます。
眠る時に装着しても寝返りの時などにも邪魔にならない、洗練されたデザインかなという印象でした。
操作方法と特徴
説明書に記載の操作方法を、さらに分かりやすく一覧化してみました。
機能 | 操作 | 音声ガイド |
---|---|---|
再生/一時停止 | 左右どちらかのイヤホンのタッチセンサーを2回タップ | |
音量+ | 右耳のタッチセンサを1回タップ | 音量が最大に達するとビープ音 |
音量- | 左耳のタッチセンサを1回タップ | |
進む | 右耳のタッチセンサを3回タップ | |
戻る | 左耳のタッチセンサを3回タップ | |
通話応答 | 着信中に左右どちらかのイヤホンのタッチセンサーを1回タップ | |
電話を切る | 左/右耳のタッチセンサを2秒間長押し | |
通話拒否 | 左/右耳のタッチセンサを2秒間長押し | |
音声コントロールのオン/オフ | どちらかのイヤホンのタッチコントロールをビープ音が聞こえるまで2秒間長押し | ビープ音 |
ペアリング履歴の削除 | ||
ペアリングモードの開始 | Pairling(ペアリング) | |
機器とのペアリング官僚 | Connected(接続しました) | |
Bluetooth範囲外/機器とのペアリングに失敗 | 切断しました |
筆者が経験したイヤホンの操作とは若干異なる面が多く、覚えるのにちょっと時間が要りそうです。
特に再生/一時停止に2回タップが必要な機種は、筆者の経験上初めてでした。 タッチセンサーということもあり、連続タップする時のテンポ感などは少し慣れが必要かもしれません。
気になった点
使用していて気になった点がいくつかあったので、下記に挙げてみます。
・蓋を開けることでペアリングする
・タッチセンサーの連打にコツが要る
・片耳モードでもステレオのまま
イヤホンは数分間使用されていないと自動的に電源が切れる仕組みになっていますが、単体で電源の入り切りが出来ないのがちょっと心許ないなーという印象はありました。
前項でも触れた通り、ケースのフタを開くことで電源が入る仕様のため、ちょっとだけ注意が必要だったりします。
ケースの蓋は磁石のようなもので引き寄せられる構造なので、カバンの中でうっかり開いたりすることは無さそうですが、開きっぱなしの状態が続くと電池を消耗することになるので、その点は注意が必要かなと思います。
タッチセンサーの連打については前項で触れた通り。
筆者はあまりイヤホン本体のボタンに触れないので、大きなデメリットという事もありませんが、>遠隔でスマホを快適に操作したい方にはやや向かないかも知れません。
また、このイヤホンは両耳/片耳モードそれぞれで動作します。
片耳モードはその名の通り片耳だけでペアリングして使用することを指しますが、筆者が検証した限りだと、このモードでもステレオ出力のままのようです。
つまり、右側の片耳モードで聞いている時も右チャンネルの音声のみがそのまま耳に届くということになるワケです。
左右のパンニングが顕著な音楽やASMRを聴くときは注意が必要かもしれません。
IPX8の防水性
このイヤホンは「IPX8」の防水性能を持っています。
防水等級について説明は、多くのサイトで詳しく説明されていると思いますが、基準上IPX8は一定時間の水深でも浸水せずに操作できる、9段階の等級の中の最上クラスにあたるもの。
ただ、IPXのテストには常温の水道水が基準となっているらしく、筆者は実際に雨の中やシャワー中の使用でも問題ないことが確認できていますが、この環境下での使用はあくまで自己責任となりそうです。
それにしても、この価格でこれだけの性能のものが手に入るのは嬉しいですね。
サウンドは?
ミドルから低音寄りの印象で、最近のカナル型イヤホンのスタンダードなサウンドにあたるかなという感じです。
ボーカルありの音楽を聴いた時には、オケとボーカルに一体感を感じられるような印象を受けました。
低音にそこそこの主張があるものの、わざとらしくもなく、誰が聞いてもある程度心地よく感じるようにチューニングされている印象でした。
この価格帯のイヤホンの音質は、近年ものすごく進化したような気がしています。
あとがき
今回紹介したイヤホンは、こんな方にオススメです。
・密閉感のあるカナル型イヤホンを求める方
・コンパクトなイヤホンを探している方
・雨やシャワー内でも気兼ねなく使用したい方
・スマホと離れてリスニングすることが多い方
気になった点もあったものの、コストの点と上記のメリットを含めると全体的に高評価なイヤホンでした。
総合評価:★★★★☆
イヤホンは出先でばかりしか使ってなかったですが、この防水性能のおかげで自宅内でも使用用途が増えました。予備にもう一台欲しいかも。
最後まで読んでくれて、ありがとうございました。
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