youtubeチャンネル、Nemokaミュージックラボにて「紅蓮華」のミックス/インスト制作を行いました。
原曲について
オリジナルの歌唱はLiSAさん、もはや国民的アニメと言ってもいい「鬼滅の刃」のOPソングで大ヒットとなりました。
作詞はLiSAさん、作曲は草野華余子さん。アルバム「LEO-NiNE」内にも収録された名曲です。
各パートの解説
各パートに分担して制作にあたってこだわった部分などを書いていきます。
ボーカル/コーラス
ボーカルはricono(@ri_cono)さんにお願いをして収録して頂きました。
別案件を通して、間接的にご一緒することが過去何回かあったこともあり、ボーカリストを選ぶときにスッとイメージに湧いてきた感じでした。
riconoさんのボーカルはコチラでも聞くことができます。
ギター
収録に使用したのはこちらの3本
・Schecter「AR-7」
・ESP「Horizon」
・Fender(Mexico)「JazzMaster」
ギターの動と静がかなりクッキリしている楽曲ですが、イントロとサビ等のいわゆる動的な部分ではこの3本が常に鳴っている感じのベーシックトラックにしています。
演奏はかなりシンプルなですが、ロングトーンの箇所もパワーコードとローコードでゆっくりストロークしたテイクを織り交ぜたり、なるべく立体的に聞こえるように施したりなどしました。
反対に静的な部分では、要所要所でのフィードバックやフィルイン的フレーズなどのFXトラックを、生アンプでのフィードバックや、サスティナーでの人口フィードバックなどを検証したりなど、一瞬しか鳴らないような細かいテイクにも力を入れました。
サウンドはほぼAmplitube4を使用
ベース
YAMAHAのTRBX305を使用。
基本はピック弾きで、主にPickとSlapモードを使用しました。
ゴリゴリしたサウンドを目指しつつ、適度な存在感を出せるようにサウンドメイクしています。
サビ直前のブレイクの部分はスラップで収録、ギター用のアンプとディストーションを施しています。
(ここは個人的に「稲妻!!」っていうイメージでやっています笑)
ドラム
今回はMODODRUMオンリーで製作。
キットの構成もかなりハードロック仕様です。視覚化するとこんな感じ。
この曲ではドラムの音作りに一番時間を割きました。
多くの方がカバーをされている中で、どこまで原曲にサウンドを寄せられるかというトライと、カバーしている全体層でのバランスを取る意味でも、ここでもマットな質感のドラムキットに落ち着きました。
(実はデモ制作当初はかなりメタル寄りの音色でした笑)
その他
サビや2サビ後の間奏などにエスニックなコーラスが入ることが特徴的ですが、実はこれ、筆者の声をボコーダーで加工したものです。(Wavs Audioのボコーダープラグイン「Ovox」を使用しました)
イントロや間奏のリフ部では、シンセやピアノもユニゾンさせたりもしています。
要所でなっているシンセは、ほぼStudioOne純正のもの(MaiTaiなど)を使用しています。
あとがき
本作ではムービーの制作も行っています。
自分個人のスキルと感覚でどこまで出来るかという実験と、ちょっとしたポートフォリオ的な意味も兼ねて制作してみました。