フリーとして活動する前に、筆者は2年半くらいの間バンド活動をしていました。
セッションミュージシャンを長年やった後に、メジャー志向のインディーズバンドに加入するという、通る道筋としては少しイレギュラーでしたが、思い返してみるとその年齢でバンドに加入した意味もたくさんあったと思います。
今回はバンドマンとしての生き方が自分にもたらしたメリットについて考察してみました!
もくじ
組織力を磨ける
多くのバンドは、だいたい3~5人前後で活動しているのが多いと思います。
一般的な会社やバイト先ほどでもないかも知れませんが、これも1つの組織、社会です。
特にバンドのようないわゆる小隊的な人数構成の場合、それぞれの役割がより明確化されやすいといっていいでしょう。
バンドでの役割分担といえば…。
・スタジオの予約
・フライヤー、印刷物の製作
・CD、メディアなどの音関係の管理
・作詞/作曲/アレンジ
・グッズの制作、発注
・車の運転や手配
・リーダー的ポジション、全体の意見まとめ役
バンドのような小隊の場合、メンバーそれぞれの得手、不得手もより明確化しやすいと思います。
それぞれのメンバーの適正に見合った役割分担が出来ると、運営もスムーズになりますね。
友達が出来る
どうしてか、大人になるほど友達は作りにくいもの。
社交辞令で人と付き合うことも、年々多くなってきていませんか?
人付き合いで一緒に飲みに行くことはあっても、心から付き合える「友達」とまではなかなかいかないでしょう。
大抵のライブハウスは、公演後に関係者のみで「中打ち」と呼ばれるライブハウス内での打ち上げがあります。
お互い好きでやっているバンドですから、酒と共にとことん語り合いましょう!
付き合いで行く会社の飲み会よりも、はるかに絆が深まるはずです。
酒に強くなる
これはメリットといっていいかどうかは微妙ですが、打ち上げの数をこなすと、おのずと酒に強くなります※個人差はあります。
お酒に強くなると、行ける社交場なども増えて今後の人生レベルでメリットになるかも!
もちろんお酒が飲めない方は無理をせず、ソフトドリンクで楽しみましょう。
矛盾したことを言うようですが、お酒がなくても実際会話で盛り上がる事は充分に可能ですからね 笑
コミュニケーション力が上がる
バンド内でのスタジオ練習、ライブハウスでの音響照明さんとのやり取りや打ち上げで共演者と話をするのも、どれも人間同士のやり取り。
人見知りでなかなか初対面と話すのが苦手な方、バンド活動でそれ、克服できるかもしれませんよ??
心強い仲間が出来た
好きでバンドをやっているとはいえ、、困難や、辛い事や障害もつきものです。
バンドを一緒にやるというのは仲が良かれ悪かれ、苦楽を共にするいわば「第2の家族」のようなもの。
実際の家族以外にも、心を寄せられる場所ができるのも素晴らしい事ですよね!
おわりに
バンドマンって基本的には好きを追求している人たちだから、一緒にいると童心に返れる感じが凄くありました。
初対面の対バン相手の方とも打ち上げですぐ仲良くなれるあの感じは、小学校の休み時間の賑わった教室内のよう。
ソロ活動と違って、身内でも身内外でも常に集団で居られるのがバンドの魅力。
時にはケンカをしたり、つらい時には本気で支えあったり、大人でも経験できる青春がそこにあります。
最近は打ち上げに出ない若いバンドマンも多いとかって話も耳にするけど、出れるときはホントに出たほうがいいですよ!
対バン同士の横のつながりはもちろん、ライブハウスの方とも話して気に入ってもらえれば次のイベントにも呼んでもらえたり、メリットもあります。
大人になって年を重ねてからバンドを始めるのもイイですよ!何かを始めるのに遅すぎることは何もないんだな。って実感しました。
切磋琢磨できる仲間と共に若い頃の青春を取り戻すのも、楽しい生き方の一つかも知れませんね。
最後まで読んでくれて、ありがとうございました。
この記事が面白かったら、是非他の記事にもお立ち寄りください!