VERSUS audio「VS Sanshin」レビュー

沖縄風のオケ製作依頼が来たので、セール中だったVERSUS audioのKONTACT用音源、「VS Sanshin」を買ってみました。

所有している総合音源には三線は無かったし、和モノの音源は持ち合わせ的にも弱かったので、ちょうど良い機会でしたね。

購入して日が浅いですが、確認できた範囲で書いてみます。行ってみましょ!

   もくじ

さらっと概要

・容量は1GB以内
・VSASエンジン搭載
・3弦と5弦用がある
・ベタ打ちでも質感は良い
・キースイッチがかなり多い
・ウェットなリバーブ

豊富過ぎるキースイッチ

とにかくキースイッチが多くてビックリしました。しっかり把握するにはちょっと時間が必要かも。

現時点で分かっている範囲でざっくり説明しますね。(3弦用で確認)

・同音でも鳴らす場所をブロックごとに変えられる「フレットポジション」が9種類。
・ソロやコード/オクターブ弾きなどの「奏法モード」が5種類。
・同音連打用(たぶん)の「リピートキー」が、実音/オクターブで2種類
・音をリリースしたときの「弦ノイズ」が3種類。

さらに「Chord」のモードでは、コードネームごとに15種類のキースイッチが割り振られています。マイナーメジャーセブンスやaugまである(笑)
5弦用にはスライドのキースイッチも入っています。3弦用に無いのは謎なところですが。

コードはパワーコード(5度コード)やオクターブをはじめ、構成音を自分でエディットすることも可能。
リピートキーはオルタネイトを再現するときに便利そうかなっていう印象でした。

演奏ニュアンスよりは、曲に対する役割として選ぶキースイッチなのかな、というのが全体的な印象。

ボディパーカッションや弦を擦ったノイズも収録されているので、攻めた使い方もイケそうです。

ベタ打ちでも自然

弦楽器に特化した「VSASエンジン」なるものが適切なタイミングでノイズやミュートを演出してくれるのだとか。

弦楽器って、同じ弦上では1つしか音が鳴らないので同弦上で次の音が出るときに直前の音をミュートしてくれる気の利いた設計になっているみたい。

強弱の表現もかなり繊細なので、三線の生っぽさは表現しやすいかも。

リリースが若干不自然かなという印象はありましたが、ノートの長さで調節すればいいので、主だった欠点は無いのかもしれません。

ウェットなリバーブ

付属のリバーブはウェットでとても遠い感じのものなので、使えるケースは限られるかも。

沖縄っぽいオケを作りたければ他のリバーブを当てた方が良い結果が得られそうです。

あとがき

スライドのキースイッチはぜひ3弦用にも入れてほしいところですが、全体的にはかなり満足できました。

VSaudioの音源は他の商品もいくつか買ったので、時間のあるときにまたレビュー書く予定です。

他にも気がついた点があったら追記していきます。

ではでは、

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