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MOOERのToneCaptureレビューと応用的な使用方法!

 

MOOERのToneCaptureの性能と魅力を紹介します!

ギターやベースの音を取り込んで、そのサウンドを別のギターでプレイできるという優れモノなワケですが、応用的な使い方や宅録にも活用出来るのでは…?という疑問もあったので、思い切って購入してみました。

今回の記事ではこのToneCaptureの操作感や、出来る事/出来ない事なども紹介していきます。

 

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概要

ギターのサウンドをライン経由で取り込み、別のギターでシミュレーションした音を出せるというこのToneCapture。

おなじみのコンパクトなサイズ感で、プリアンプ的な使い方で自分なりの味付けが出来るのも嬉しいところ。

ヴォリュームとハイミドルローの3バンドEQ、ミドルにはフレキシブルも付いているので幅広いサウンドメイクも出来たりします。

そしてこのTARGET/SOUCEボタンが、このToneCaptureの要ともいえる機能を担っています。

実機サウンドとの比較

実際に取り込んだサウンドと、実機のサウンドを比較している動画をいくつか紹介しながら見ていきましょう。

アコギのライン音→エレキで演奏

 フレットレスベース→フレッテッドベース

フレットレスのベースでスラップ音を上手く出せるか、という検証動画です。

本来スラップのアタッキーなサウンドは、叩いた弦とフレットがぶつかり合う事で起こるもの。

このサウンドをキャプチャして、フレットレスでどれくらい再現できるかという実験なのですが、ToneCaptureの音の特性を取り込む性能が良く分かる動画です。

 打ち込みベースと生ベース

こちらは筆者による検証。 打ち込みのベースをキャプチャして生ベースで弾くパターン。

Axe I/Oのリアンプ機能を使用して検証、生ベースにはYAMAHAのTRBX305を使用しました。

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こちらはその逆の、生ベースの音をキャプチャして打ち込みベースにトレースした動画です。

ベース音源はMODOBASSの70’sBassのモデルで、生ベースはYAMAHAのTRBX305のFingerモードを使用しました。

純粋に音を真似る、という点で打ち込みよりも生ベースを取り込む(生ベースをTARGETにする)方が性能が発揮されているように感じますが、筆者の環境ではソフト/ベース本体共に、幅広い音色を出すことが出来るので、上手く組み合わせれば出せない音は無いかも知れません。

リアンプできる環境が必須ですが、ベースは持っているけど上手く弾けないDTMerの方も活用できる方法かもしれないですね。

キャプチャが上手くいかない例

これだけ優秀な性能だと、色々実験もしたくなりますね。
いろんな方が実験的な動画を出されていました。

 シンセ→ギター

パッドシンセのサウンドをストラトで再現できるか、という実験動画。

やはりサウンドの特性がかけ離れていたからか、ギターシンセ的な使い方は実現できなかったようです。

 声→ギター

こちらは声をキャプチャーしてギターで再現できるか、という実験動画。

喋るギターとまではいかずとも、ToneCaptureが音響特性を真似ようとしている事が伝わってきます。

使い方

音を取り込んだり記憶させていく一連の操作、筆者は最初かなり手こずったので、詳しい操作手順を書き残しておきます。

このToneCaptureでは鳴らしたいサウンドのギターを>TARGET、その音でプレイしたいギターをSOURCEと呼んでいます。
音を取り込んでいく際には、このTARGET/SOURCEボタンを操作し、2本のギターを持ち替えながら作業することになります。

1.フットスイッチを踏む(パッチを示すLEDが点灯する)
2.TARGETボタンで保存先のパッチをセレクト
3.フットスイッチを長押し(TARGETボタンが赤く点灯)
4.スイッチを押す(パッチのLEDがゲージとなり、録音開始)
5.録音終了でLEDが全て点滅の後に消灯
6.ギターを持ち替えてTARGETボタンを押す(青に点灯)
7.スイッチを踏んで録音開始
8.録音終了したら青ボタンを押す
9.点滅後に同じボタンを長押し

コンパクトでシンプルな構造なだけに、操作方法は一見してすぐ解るというものでもなく、どちらかと言えば体で覚えていく必要があるかなという感じ。

操作方法の一連の流れは、マルチエフェクターのそれと同じ感覚ではあるものの、ディスプレイなどは搭載されていない為、一つ一つの動作を確実に行っていかないと、いつの間にか「あれ、今どこのフェーズだ…?」と操作中に迷子になってしまいます。

操作方法が分からなくなったときは、いつでもこの記事に帰ってきて下さい。

 プリアンプとしての性能

単にTARGETの音をキャプチャできるだけでなく、EQで補正を掛けられるのもこのToneCaptureのイイところ。
EQの効き具合がどれくらいのものか、筆者の方で検証しました。

小さなツマミながらEQもしっかり効いてくれます。 しかもミドルフリケンシーも付いているので、柔軟で幅広い音作りが出来るのも嬉しいですね!

キャプチャした音が、あと一歩だなという時にも味付けとして活躍してくれそうです。

あとがき


ピックアップの特性を真似るのに特化している印象でした。

キャプチャ出来るサウンドにはある程度の限りがあるものの、上手く使いこなすことで音楽ライフがより豊かになることは間違いなさそうですね!
今回ご紹介したToneCaptureはこんな方にオススメです!

・ギターをたくさん所有している人
・ギターを貸したり良くリペアに出す宅録プレイヤー
・1本のギターで色々なギターの音色を出したいライブプレイヤー
・持っているアコギの音をエレキで鳴らしたい方
・持っている楽器の音を、打ち込みでならしたい方(リアンプ環境必須)

少し応用的な使い方も紹介しましたが、これだけ優秀な機能を備えてありながら、お手軽な価格で手に入るのもありがたいですね!

最後まで読んでくれて、ありがとうございました。
この記事が面白かったら、是非他の記事にもお立ち寄りください!

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