人前での演奏に緊張する人が取り組むべき4つの事

楽器がある程度上達すると、ライブステージ等の人前で演奏する機会が訪れる人もいると思います。
オーディエンスが例え2.3人であれ500人であれ、人前での演奏というのは緊張してしまうもの。

僕も楽器を始めたばかりの頃は、途方もない緊張に襲われてロクな演奏も出来てなかった記憶があります。

今日はそんなステージでの緊張対策についてお伝えしていきたいと思います。

   もくじ

人前での演奏を習慣化する

試奏を積極的に

手軽に実践できるオススメ方としてまず紹介したいのは、>楽器屋での試奏を積極的にするという方法です。
実際に楽器屋に集まる人が本当にあなたの演奏を聴いているかどうか置いておくとして、不特定多数の人が集まる場所で演奏することで、人前での演奏にちょっとずつ慣れていくことが出来ますよ!

気になる機材の検証もできる上に、緊張に対しての経験値も得られるので一石二鳥です。

 

演奏をストリーミング生中継

ドラマーなどの簡単に試奏が出来ないパートの方は、楽器を持参してスタジオに入り、SHOWROOMやニコニコ生放送などのストリーミングサービスなどで自分の演奏を生中継するのも良いと思います。

目の前にカメラがあることと、その向こうの視聴者に自分の演奏が届いている意識を持つことで本番の緊張感をシュミレーション出来ます。

しかも撮影をすることで演奏時の姿勢やフォームのチェックも出来てこちらも一石二鳥です。

自宅では家族に聞かせるイメージで

自宅で練習する時も、常に「家族や同居人に演奏を聞かれている」というイメージで練習するだけでもだいぶ違います。何も意識せずに練習するよりはるかに効果的です。

意識的も無意識的にも自分の演奏が誰かの耳に入るような生活を作っていくことが大切ですね。

本番で100%の実力は発揮できない

誰の言葉だったか、「本番で発揮できるのは実力の7割にも満たない」という言葉を耳にしたことがありました。これホントにその通りです。

それだけ事前準備をしっかり行わなければならないという事でもありますが、逆を言えば持っている実力を本番で100%発揮するのは不可能。という事でもあります。

もしアナタが自分の今持っている実力を全て出そうとしているのであれば、一旦はキッパリ諦めましょう。

 

緊張は心の中の「不安」という名の感情が連れて来るものです。

最初のうちは出来ないことを>『出来ない』と割り切ることで不安を取り除き、リラックスしてステージに望むのが良いかもしれません。(もちろん練習はキチンとしましょうね 笑)

100%の力を出し切りたい気持ちは分かりますが、今は目の前の緊張とうまく共存していくことから始めてみませんか?

 

事前の準備を完璧に

当たり前と言えば当たり前かもしれませんが、事前の準備はしっかりと行いましょう。

本番では何が起こるか分かりませんので、自分の思う完璧な準備よりもさらに入念にやっておくのが吉です。

・楽器のチューニングは大丈夫ですか?
・予備の弦は用意しましたか?
・セットリストは用意しましたか?
・MCの内容はまとまっていますか?
・トラブル対策は万全ですか?

演奏に対する準備だけでなく、本番中のトラブル防止や、万が一トラブルが起こった時の対処法まで用意しておけると理想的。

例えば、弦切れでチューニングが崩壊するのを防ぐアーミングアジャスターを付けてみるとか…。※フロイドローズ、シンクロタイプのみ

 

足元の回線トラブルが怖ければA-Bスイッチで予備回線を用意しておくとか…。

 

演奏中にスティックが落ちたら、即座に予備のスティックに持ち換えられる工夫も必要かもしれません。

 

演奏だけでなく、幅広い意味での準備を行うことで極力不安要素を排除していきます。

アナタの抱えている不安は、道具1つ用意するだけでグンと軽減できるかも知れないですよ!

 

「緊張する」という経験をする

いろいろとお伝えしていきましたが、結局は多かれ少なかれ緊張はしてしまうもの。

緊張という経験をたくさんして、人前での演奏を多くこなすことでやがて耐性がついてきます。俗にいう「場数を踏む」というヤツですね。

緊張することは一見悪いことのようですが、心のごくごく自然な反応ですし、どんな事でも適度な緊張感は大切です。

緊張はゼロにするのではなく、上手に共存することを心がけていくのがいいですね。

まとめ

いかがだったでしょうか。今回の記事で一番伝えたいのは

・緊張は生活の中でシミュレーションできる。
・緊張は「出来ない」と割り切ることで緩和化される
・緊張は道具で軽減できる
・緊張はゼロには出来ない

ということです。

本番で100%の力は出せないとお話しましたが、慣れてきたら事前の準備で120%以上のクオリティで本番に臨めば100%の力が出せるかもしれません。

プロの演奏家はみんなそれを実行しているはずです。

 

とはいえ音楽の楽しみ方は人それぞれ。自分の本来の力と人前での演奏力の差は場数と工夫により縮まります。

適度な緊張感を持ちながら、安心のステージライフを楽しみましょう。

ではでは、

最後まで読んでくれて、ありがとうございました。
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