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クリエイターが集中力を発揮できる時間帯とそのメカニズムとは?



誰にでも平等に与えられた1日24時間。創造力が必要不可欠なクリエイターにとっては、どの時間帯で生活するのが最も理想的なんでしょうねぇ…?
特にモノづくりの場合、ひらめきやアイデアが成果物の源となる場合もあるため、作業時間と成果が必ずしも比例するとも限りませんよね。

今日は日々ものづくりに励むクリエイターにとって、最も高いパフォーマンスが発揮できる時間帯や条件について考察してみたいと思います。

集中力を高めたい人、仕事や勉強でも集中力をイマイチ発揮できない人は是非読んでみてください!

   もくじ

管理人の場合

最近では主に平日の5日間を制作時間を確保しています。

週末だけ2.3日程度夜勤で働きに出て、基本的には残りの平日を昼型に戻して音楽制作をして過ごしています。
稀に夜勤が平日に入り込んでしまった場合などの例外があった時は、敢えて昼型に戻さない場合もあります。

割合はだいたい昼生活が8割、夜生活が2割くらいといったところでしょうか。昼中心で生活をしていますがまちまちと言えばまちまちです。

ちなみに、基本昼型に戻す理由としては…。

・嫁と生活サイクルを整えるため
・アコースティックギターの録音があるから
・ミックスなどのある程度の音量を伴う作業をする為
・夜勤をやりすぎて病気になったトラウマから

ギタリストでDTMerであり、そして平日は嫁の帰りを待つ主夫でもあるので、自ずと昼型で過ごすのが効率が良いんですよね。
ただ僕自身も、純粋に作業をする時に昼と夜どっちがいいのかは、未だに分かっていません。

しかしこう挙げてみると、昼生活をする理由に自分のアイデンティティがきちんと現れていて面白いですね(笑)

アンケート結果

そこで集中力についてのアンケートを取ってみる↓
https://twitter.com/chang_7010/status/978979960915283968

予想はしていましたが、やっぱり夜に多く票が入りましたね。

朝と夜、それぞれの理由も気になるところだけど、夜派に多数集まったのは、多くの人は会社から帰宅後の作業だったり、夜は静かだから集中できる、などという理由じゃないかなと予想しています。

アンケにご協力頂いた方々、ありがとうございました!

昼と夜の違い

昼と夜の作業での大きな違いは、主にこんなのがありそうです。

■昼
・雑音が多い(来客、周囲の騒音)
・大きな音量が出せる
・生楽器が弾ける

■夜
・雑音がないため周囲から集中力の影響を受けない
・睡魔に襲われる
・大音量が出せない、生楽器が出来ない

昼間は生楽器や大音量が出せる代わりに、周囲の騒音などに集中力を奪われる機会が多い反面、夜は雑音がほとんどありません。

環境という点だけで見れば夜の方が集中するのにふさわしいと言えそうです。

集中力を保つために実践していること

さて、ここで集中力を保つ為に個人的に実践していることを挙げてみます。

・携帯電話を机の上に置かない
・通知音やドアベルの音などをシャットアウト
・集中力が切れたらソッコーで気分転換(ジョギング、家事など)
・ノッてきたらラジオやトーク番組を聴きながら作業する

特に、気分転換は個人的に効果大だと思います。

平日の家事は僕にとって、早かれ遅かれやるべき事なので、作業の合間で並行してやるのがとても効率がいいです。
しかも家事にみっちり集中した後は、DTMの作業に遅れを取ったと錯覚するので、作業に戻った時は前以上にエンジンが掛かっています。

ラジオ番組とかは、ブログ書いたりDTMなら打ち込んだりベロシティ整えたりなどの音が流れ続けない作業の時に聞くことが多いです。あとちょっと気が進まないな、大変そうだなと思うような作業にも、良い景気づけになります。

何にせよかすかに聞こえるくらいの音量ですが、一瞬そっちに気を持っていかれても、すぐに音の作業に引き戻されるので結果的に長く集中力が保たれているような気がします。

携帯は目に付く位置に置くと事あるごとに触ってしまうので背中側に置いています。もちろん充電もそこで。

集中力に関する記述

集中力とその保ち方については、多くのサイトでそれぞれの見解が書かれています。

集中力の持続時間が1日に60分程度なのは割と有名な話だと思いますが、そのポテンシャルを更に有効に引き伸ばせる方法が書かれているサイトがいくつかあったので、引用しながら紹介していきたいと思います。

“ポモドーロ・テクニックは、「25分集中して、5分休む」というサイクルを繰り返していきます。

ポイントは、短時間でギュッと集中して休憩をきちんとること。
集中と休憩のサイクルを作り出すことで、集中し続けることができるんです。”

引用元:「ナースが教える仕事術」
https://goo.gl/YqIv9v

 

■作業興奮を利用する
“脳科学の研究によると、15分間特定の作業を続けることで、脳内の側坐核というモチベーションを司る部分が興奮を始めることが分かっています。最初の15分でやる分だけを決め、15分だけその作業に集中してみるのです。15分でも集中することができれば、あとは作業興奮によって集中力が高まっていくので、自然と次の30分、次の1時間に集中して取り組めるようになります。”

■脳の為の栄養素を取る
〝ビタミン類では、神経代謝を正常化するビタミンB群が特に重要です。ビタミンB群が豊富な食品の代表は豚肉ですが、マルチビタミンや、十分にビタミンB群が含まれているサプリメントを利用するほうが確実かもしれません。血糖値が急降下すると脳は疲労を感じるようになり、「ガス欠」のような状態になります。長時間、集中力を維持するには血糖値を安定させる必要があるんです。そのためには「糖質制限」を意識するとよいです。つまり、炭水化物中心ではなく、タンパク質中心の食事(できれば低脂肪)にするということです。実際、高度な知的作業が要求される職業の人には、仕事の前に(食事代わりに)プロテインを飲む人もいますよ。〟

引用元:『集中力を高める方法/仕事勉強が超はかどる12個のコツ』
http://kokoromanual.com/syutyu.html

“人の集中力が、最も高まる時間帯というのが存在します。
それは、午前10時~12時位です。

この位の時間帯って、結構お腹が空いてきますよね?
適度にお腹が空く事で、集中力がアップしてくるのです。”

引用元:「人の集中力が「最も高くなる時間帯」と「最も低くなる時間帯」は?」
http://kore-goodnews.jp/lifestyle-169-4918

“試行錯誤を繰り返した結果、それは私にとって朝起きてから40分後でした。理由は分かりませんが、布団から体を起こして40分が経過した頃に明らかに集中力が高まってくるのです。逆に朝起きて40分以内に重要タスクを配置してしまうと、ひどく生産性が落ちることに気がつきました。”

引用元:『最も集中力が高まる「ファーストタスク」とは、おきてから何分後のことか?』
https://jmatsuzaki.com/archives/11437

↑この記事を読んでから、重要なタスクは起きたすぐ後に行うようにしています。

 

どのサイトからも代表的な部分を抜粋しましたが「余計なものを目に入れない」「睡眠の質を高める」といった趣旨のものは多くのサイトで取り上げられていました。

一見午前中や、起き抜けが一番良さそうという反面、夜の集中力は昼と大差がない、と言及していたサイトもありました。

さて今回の記事の結論やいかに…?

あとがき

総合すると、集中するには昼間が適しているように思えますが、結局昼と夜どちらにも集中できる要素が含まれていると思って良さそうです。

音楽制作の場合は、作詞作曲、アレンジ等の基盤を固める作業から、楽器の録音やミックスなどの一定の音量を必要とする作業の2種類に分かれるので、昼夜それぞれの特徴を理解しつつ、自分の作業内容にあった時間帯でうまくセルフコントロールするのがベストですね。

日中の仕事上、どうしても夜にクリエイティブな作業をする人は、夜は昼に比べて雑音が少ないという利点を生かしつつ「ポモドーロ・テクニック」と「脳の作業興奮」を駆使すると良いかも知れません。

僕は冒頭で触れたとおり製作時は昼型なので、集中力が切れたら積極的に休憩を取りたいと思います。個人的には風呂やシンクなどの水場にいるとアイデアが降ってくるので、ひらめきと集中力のWコンボでも起こそうと思います(笑)

では、

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